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乳腺科

都立多摩総合医療センター乳腺外科部長の田辺先生による診療です。

第2土曜日 13:50~16:50

乳腺科(にゅうせんか)とは、乳房(乳腺)に関する病気や疾患の診断、治療、予防に特化した医学の専門分野です。主に乳がんや良性腫瘍、乳腺炎などの疾患の診療を行います。

乳がん検診で精査になった方や、手術後のフォロー、乳房の健康管理なども行います。

 

乳がんの早期発見が非常に重要なため、定期的な検診や自己検診を推奨しております。

​以下の症状は乳腺科の受診をおすすめいたします。

1. 症状がある場合

乳房に異常を感じた場合、まずは自分でチェックしてみて、異常が続くようであれば、乳腺科を受診することを検討します。

・乳がん検診、人間ドック等で要精査と言われた方

乳腺に関わる紹介状がある方

乳房にしこりや腫れがある

乳房の皮膚に変化がある(赤み、ひきつれなど)

乳頭から分泌物(血液や膿)が出る

乳房の痛みが続く

乳房の形やサイズの変方

2.主な検査

・マンモグラフィー(乳房レントゲン)

・乳腺エコー

・細胞診

 病変に細い注射針をさし、細胞を採取し顕微鏡で良悪性の診断を行う検査

・針生検

 局所麻酔を行い病変に太めの針を刺し組織を取り顕微鏡で良悪性の診断を行う検査

マンモグラフィー
エコー機器

最も重要でよく知られている疾患で、乳腺科での診療の中心的な役割を占めています。乳がんは乳房の細胞が異常に増殖し、悪性の腫瘍を形成する病気です。早期発見と治療が非常に重要で、定期的な検診や自己検診が推奨されています。

<線維腺腫>

若年女性に多く見られる良性の腫瘍で、しこりとして触れることがありますが、悪性ではありません。

<乳腺過形成(乳腺肥厚)>

乳腺組織が過剰に増殖する状態で、乳腺が密になることがあります。悪性化することは少ないですが、注意が必要です。

婦人科待合室
待合室5

乳腺が炎症を起こす疾患で、特に授乳中の女性に多く見られます。乳腺に細菌が感染すると痛み、腫れ、発熱などの症状が現れます。早期に治療を行わないと膿瘍(膿が溜まる)になることもあります。

乳頭から血液や膿が分泌される場合、これも乳腺科で診察を受けるべき症状です。分泌物がある場合は、乳がんの初期症状であることもあるため、適切な検査が重要です。

MRI

乳房にしこりや腫れ、変形が見られる場合、それが良性か悪性かを判断するために乳腺科での診察が必要です。しこりの発生原因には、腫瘍のほかにもさまざまなものがあり、精密検査が求められます。

乳腺の嚢胞は、液体が溜まった袋状の構造で、良性ですが、しばしば痛みを伴ったり、腫れを引き起こすことがあります。特に閉経後の女性に多く見られます。

乳腺にしこりや膨らみができる状態で、特に月経前に症状が強くなることがあります。良性の疾患であり、乳がんとは異なりますが、症状が気になる場合は診察が必要です。

脂肪腫は、乳腺内に良性の脂肪細胞が増殖したもので、しこりとして触れることがあります。

マンモグラフィ、乳腺超音波による検診を行っています。しこりや乳頭からの出血などの自覚症状がある方の検診はできませんので、乳腺科を受診して下さい。

マンモグラフィー
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